鹿角を使用した
刺激的なファイヤースターター

Ocho Campさん

四国は高知、山と川と海、そのどれもが身近にある素晴らしい自然に囲まれた土地。そんな豊かな自然から着想し、ものづくりをされているOcho Campさん。
天然素材を使用して手づくりで、そして大量生産はせず、修理やメンテナンスを楽しめるプロダクトを作られています。

鹿角ファイヤースターターは、その名の通り持ち手の部分にホンドジカの角を使用したファイヤースターターですが、それだけではないんです。

◼︎フェロセリウムロッド。
ロッド（黒い棒）の部分には、多くのファイヤースターターで使用されているマグネシウムではなく、鉄とセリウムの発火合金でできたフェロセリウムを使用しています。
フェロセリウムはマグネシウムより発火点が低いため、軽い力でも火花が散るのが特徴です。
女性の方や子供でも慣れると簡単に火花を起こすことができます。

◼︎生涯使用できる。
ロッドは約10,000回〜30,000回削ることができると言われています。
例えば、1回の焚き火で5回削るとすると約2,000回〜6,000回の焚き火ができる計算になります。1度のキャンプで2回（夜と早朝）に焚き火をするとしても約200回〜600回キャンプに連れて行ける計算になります。
更に、年間のキャンプ数を10回と仮定して………とつまりかなり長い間しようできるのです。

私が使用しているのは、角の根元の少しどっしりした鹿角でとても手におさまりがよく、ついつい火もつけないのに手に収めたくなります。

近年、火をつけることはバーナーなどで済ましてしまい、火付は飛ばしてしまう方が多いと思います。（それもまた楽しみ方の一つですが。）
焚き火の前の火を付けるワクワク、種火がついた時の喜びをゆっくりと楽しむ、火を体全身で楽しめるそんなアイテムです。


〜コラム〜
Ocho Campさんのお家の周りには夜になると鹿の鳴き声が良く聞こえるそうです。私たちも以前遊びに行った事があるのですが、大自然に囲まれた生活に憧れ、私たちもいつか自然に囲まれて生活がしたい！と決意したのをよく覚えています。

writing/Morita


作家　　　Ocho camp

素材　　　天然鹿（ホンドジカ）
　　　　　フェロセリウムロッド（8×80mm）
　　　　　パラコード

サイズ　　製品の特性上、一点一点サイズが異なります。